社長の顔と商標登録

苗字を名称に使っている会社は多い。
小林鉄工所,小林特許事務所,とんかつコバヤシなどなど。

そういった会社は社長の顔,社長の信頼で仕事を得ている場合が多い。
その会社名を見ると社長の顔が浮かんでくる。

で,その社長が亡くなるとどうなるか?
すぐに会社名を変えるわけにはいかない。

客は,社長のことを思い浮かべながら仕事を依頼する。

社長の顔が思い浮かばなくなればどうなるか。
小林ではなく,「大林」が社長になればどうか?田中が社長になっても,小林鉄工所なのか?

息子の「小林」が跡継ぎになったらなったで,客は元の社長と息子とを比べる。
息子には高いハードルとなる。

会社名=社長の顔だから,事業を承継した人は社長の印象を乗り越えなければならない。

そのようにならないよう,跡継ぎにハードルを残さないよう,社長が元気なうちから社長の顔に変わる会社の顔となる商標,ロゴ,ネーミングを登録して使用しておくべきである。
そして,その商標に信頼を得ておくべきである。

そうすれば,社長が変わっても,その商標の信頼で事業を引き継ぐことができる。
商標権は会社の大事な資産となって引き継がせることができる。

2019.3.21 K.K.

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